海水魚・熱帯魚・プランクトン

海水魚・熱帯魚の飼育や繁殖について。 又、プランクトン(クロレラ・ワムシ・アルテミアサリーナ)の培養など。

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プランクトン

ワムシとクロレラ

ワムシとクロレラ
ワムシとクロレラが無事到着。
それぞれ500mlのペットボトルに入れて送られてきました。
緑色の液体が海産クロレラで透明な方がワムシ。正式名はシオミズツボワムシ。
これが何かと言うと、シオミズツボワムシは動物性プランクトン、クロレラ(ナンノクロロプシス)は植物性プランクトンの一種でカクレクマノミなど海産稚魚を育てるには必要不可欠なものであるらしい。
淡水魚に比べ海水魚の孵化したばかりの稚魚はとてつもなく口が小さく、動物性プランクトンのアルテミアを捕食できないので、初期飼料としてしばらくは活きたワムシが主食となるとの事。
しかしそのままのワムシでは栄養が足らず稚魚が満足に育たないので、ワムシに海産クロレラを食べさせて栄養強化わせるわけです。それがグリーン処理。
そこへ辿り付くにはこの先まだまだ長い道のりが待っていますが、いろんな方の資料を頼りにとりあえず頑張って培養してみようと思います。

まずは道具を揃える。
ワムシとクロレラ
用意したのはエアーポンプ・エアーチューブ(新品)・エアーストーン(新品)・温度計・1.5Lのペットボトル4本・それと人工海水に虫メガネ。
ワムシとクロレラ
飼育水に使う海水はいつも前の海からポリタンクで運んでいるのでハッキリ言って人工海水は扱いたくない。
比重を合わせたりするのが邪魔臭いしコストも掛かるので気が引けるのですが、天然海水には雑菌や他のプランクトンが紛れ込んでいるのでワムシやクロレラが食べられたり感染したりで全滅してしまうおそれがあるようなので、最初は失敗しないようにちゃんと人工海水を使用する事にしました。
ワムシとクロレラ
計りなんて料理にも使わない(目分量命)のでぎこちなさを感じつつもOさん(このワムシとクロレラを購入した店のオーナーさん)に教わった通りクロレラ用は普通の海水の比重どうりに、ワムシは汽水用に薄めの海水を作り双方エアレーションをかけ数時間置いて培養液に。
一度に全滅しないようそれぞれ2つ以上にわけて培養するようアドバイスを頂きました。

そしていよいよ培養液にワムシとクロレラを投入。培養開始です。
こちらがクロレラ。
ワムシとクロレラ
購入したクロレラの餌を培養液に入れ、軽く光をあてながらポコポコする程度にエアーを調整してしばらくは見守る。
繁殖が成功すれば緑色がしだいに濃くなってくるはずなのでそれまでが心配なところです。
クロレラは植物性プランクトンなので光を浴びて光合成し栄養を作る。葉緑素ですね。

それとこちらはワムシ。
ワムシとクロレラ
ただの水と思うなかれ!こう見えてこの中はウジャ~ってものすごい数(数千匹?)のワムシでいっぱいです。
先ほど50cc位グラスにとって虫眼鏡で覗きこんだらおるわおるわ、まるでゴミかホコリのようですがよく目をこらすとピクピク泳いでいるのが肉眼で観察できる。すごい!!
ちょっと感動してしまいました。

クロレラと同様、こちらにもワムシの餌を入れ、軽く光をあてておいた。
これからが少し難しそうですが、じっくりやっていきます。

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