この前、息子にせがまれ無理やり買わされたベタ。(命名 レッドX)
ベタはコップでも飼えるとして有名な熱帯魚ですが、その美しい姿とは裏腹に極めて超攻撃的な性格(闘魚と呼ばれています)なので自分としてはあまり好きな魚ではありません。が、買ってしまったからにはベストを尽くすのが責任というもの。
とりあえず雄だけでは可愛そうと思い雌も2匹購入しました。
はなからコップで飼育なんて悲惨な事をする気も無く、男と女がいるんだからやるべき事は一つ!と早速初のベタ繁殖への挑戦が始まったわけです。
飼育槽は得意のコンテナボックス。
水道水と中和剤を入れてポンプフィルターをセット後オートヒーターで24.5度をキープ。
そこへ稚魚が産まれてから隠れがとなるように浮き草やマツモなんかを浮遊させて、PSBを少しとネットで濾したシオミズツボワムシを投入。
一晩置いてからまず雄を泳がせ、雌は2匹共ビンごと雄のいる水槽に入れた。
最初から雄雌一緒に水槽に入れると雄が攻撃しすぎて雌をボロボロにしてしまうため段階を踏んでまずはお見合いからです。
雄はビンの中の雌に興味深々らしく、エラを立てて威嚇しまくり周りを何週もグルグルグルグル。
そして2日間経ち、そろそろ慣れたかな?と雌を水槽へ解きはなつと、雄が待ってました!とばかりに雌2匹に攻撃を開始!!
しばらくどうなることか心配で見ていましたが、以外にも雌達は軽々と身をかわしそれほど雄を怯える様子もなく平然としていて、逆に雄の方があしらわれているような…
それとベタは変わった繁殖の習性を持っていて、雄は盛ると水面に口から吐き出した泡で泡巣を作り、交尾時に雌が産んだ卵を雄がその泡の中に運んで孵化まで面倒を見るらしい。
気の早い雄だとお見合い中にすでに泡巣を作り始めているそうですが、うちの雄ベタは一週間経っても泡巣を作り始める気配もなく、相変わらずエラを開いて雌の尻を追っかけているだけ。
こんなダメな雄もおるもんやなぁ。。。と半分諦めつつ二週間ほど過ぎたある日の朝。
水槽を見て見ると…
何これ? アワアワ??
しばらく眺めていると…
雄ベタが寄ってきて泡をポコッ。ポコッ。
なんとこれは泡巣じゃないですかぁ?!
でかしたぞ!レッドX!
しかし、振動のせいか数十分後には泡はほとんど消えて無くなり、また振り出しに戻ってしまいました。残念。
これではまずいのですぐさまエアーフィルターを外す。
そしてまた翌日。
今度は角じゃなく場所を変えて横に泡巣を作った模様。
これも再び数時間後に消滅。
雌も泡が消えないうちにOKしてあげても良いと思うんですけどねぇ。
思うようにいかないもんです。
魚の世界も人間とよく似ている。